伊藤沙織の版画の世界は、自身の記憶を何層も重ね合わせ、迷いながら現在を探しているようにみえます。
悲しみ、喜びなどの感情を解き放つように版に向かう姿勢は、みなさまにも共感できる部分があるのではないでしょうか。
※今回の展示は、主にリトグラフ（水と油の反発作用を利用した版画）で表現しています。
その他、エッチング（凹版）、コラグラフ（コラージュした版を刷る）、リーフプリンティング（葉に直接インクをつけて紙に手刷り）など、様々な技法でつくられています。
■伊藤 沙織 ITOU Saori
1990 長野県松本市出身
2014 名古屋芸術大学美術学部版画コース卒業
2016 名古屋芸術大学大学院美術研究科美術専攻同時代表現研究修了
【個展】
2019 伊藤沙織展“her clothes”（GALERIE La Paix / 愛知 / 2019.5.10-28）
2020 same old same old （織部亭 / 愛知 / 2020.9.5-27）
【グループ展】
2018 Lighter but Heavier 重くもあり軽くもある （KOBE STUDIO Y3/神戸）
drop by the loop （オアシス２１内/愛知）
若手作家刺激プログラム motion #4 （名古屋市民ギャラリー矢田/愛知）
2019 The International Artworkshop, Landsbyforeningen, For Gludsted og omegn
（Gludste村の小学校/デンマーク）
ART PANEL PROJECT（コンフォートホテル名古屋新幹線口/愛知）
【アートイベント】
2020 「きそがわ日和 garden」（リバーポートパーク美濃加茂／岐阜美濃加茂）