木ノ離をつくるもの・ひと

踊り下駄

郡上八幡といえば、郡上おどり。

全国的に有名な32夜に渡る踊りのため、郡上八幡には夏には全国からたくさんの方が踊りにいらっしゃいます。

 

踊りに必要なのは、なにはともあれ、踊り下駄。

この小さな町の中に、実に4軒もの下駄屋さんがあります。

明治4年創業の岸山履物店、老舗の和田鉄商店に杉本履物店さん。

そして、郡上八幡に移住して、デザイナーとコラボ。オリジナル鼻緒に、地の木材を使った下駄を作る郡上木履さん。

全ての下駄屋さんで、下駄と鼻緒を選び、足に合わせてすげてくれます。

自分だけのオリジナル下駄。郡上八幡で踊りに行くなら、必ず入手して欲しい一品ですが、

まずは宿でご用意したものを履いてはき心地を試してみてください。

郡上おどりの特徴は、下駄を威勢よく打ち鳴らすところ。

踊り助平と言われる方々は、ひと夏で下駄を十足近く履き潰すとか。

老いも若いも、地元もよそ者も、みんな無礼講で同じ輪の中で踊る、誰でも踊れる郡上おどり。

400年続く歴史ある踊りを、下駄の音とともにお過ごしください。